株式会社Shinker は、静岡県に拠点を構えるデジタルマーケティングの会社です。以前の取材では、同社の曽根田代表に起業のきっかけやSNS運用支援の内容を伺いました。
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今回は、2025年春に入社した新人でありながら、すでにマネージャーとして1つの事業部をまとめる柴田柚月さんをインタビュー! 入社からわずか2か月、マネージャーに抜擢された柴田さんの挑戦と仕事のやりがいを伺いました。
学生時代のゼミとインターンシップでSNS運用の楽しさを知る
柴田さんがまとめるのは、SNSマーケティングを専門とするSNS事業部。
大学の経営学部でマーケティングを学んだ柴田さん。元々SNSが好きで個人のアカウントでも「見る専」ではなく、よく投稿する方だったそうです。SNSを仕事にしようと思った最初のきっかけは、大学のゼミ活動だったと振り返ります。
「ゼミの仲間と企業アカウントの運用代行に取り組みました。大型ショッピングモールとチェーン店のアカウントです。集客施策を考えるのはとても楽しかったのですが、『なぜこの投稿は表示されやすいのか』『どんなタイミングで投稿すると伸びやすいのか』といった具体的なアルゴリズムまではよくわかっていなかったんです。そこで、もっと深くそのしくみを勉強できるインターンシップを探し始めました」
そこで出会ったのが株式会社Shinkerでした。同社は、リスティング広告、SNSマーケティング、SEO対策、ホームページ制作のほか、紙媒体を含めた15の事業による幅広いWEBプロモーション支援を強みとしています。社内には多数の有資格者が在籍しており、感覚だけに頼らない、データドリブンな運用もShinkerの真骨頂。広告やWeb施策の効果測定を丁寧に行い、改善提案を繰り返すことで、無駄のない投資と成果の最大化を実現しています。
柴田さんは、大学3年生の夏にShinkerのインターンシップに参加。参加してすぐに、曽根田代表から提案がありました。
「Instagramアカウント、つくってみたら?」
既存の企業アカウントでも私用のアカウントでもなく、一つのメディアとして自分で一から立ち上げる。柴田さんは、自分の好きなキャンプの情報を発信するアカウントを開設することにしました。

地道に投稿と分析を重ね、惹きつける投稿やタイトルの解像度が上がり、さらに面白さを実感したという柴田さん。現在のフォロワーは約3,800人に! SNSマーケティング検定、Google広告資格などの資格も取得し、インターンシップ期間から現在に至るまでの10アカウントの運用を担当したといいます。
リーダー経験ゼロからの挑戦
Shinker初の新卒採用として入社した柴田さん。学生時代からの姿勢や成果が評価され、配属後すぐにSNS事業部のマネージャーに任命されました。
SNS事業部のチームは7人構成。リモート勤務や学生インターンが多く、メンバー間の連携が希薄になりがちな中、柴田さんは自然と各メンバーの進行状況を把握し、相談に乗る存在に。月1回のオンラインミーティングを自ら提案し、情報共有と対話の機会をつくりました。
「学生のメンバーを除くと自分が最年少なので、投稿の方向性や写真の提案など、意見を伝えるのも最初はすごく緊張しました」と柴田さん。

今ではメンバーの努力を知る機会も増え、それに励まされる形で「自分も頑張ろう!」とモチベーションも上がっているそうです。今後は、担当アカウントごとの分析や工夫を共有する場も設けていきたいとのこと。チームを巻き込む若きマネージャーの挑戦が続いています。
“誰かに届いた”を実感。お客様の声がやりがいに
現在は、企業の採用支援や施設の集客など、目的に応じたSNS戦略を企画・運用しています。プロフィール画面や投稿テーマ、タイミングなども含めて細かく設計し、改善を重ねながら支援しています。
やりがいを感じるのは、やはりお客様やその先のユーザーの声を聞けたとき。
例えば、人材採用に課題を感じていた企業様からの「Instagramを見て学生が採用説明会に来てくれました!」という喜びの声や、運用する施設に訪れたときに偶然聞こえてくる「この施設のInstagram、いいよね」といったリアルな声などです。
「投稿を見て“行ってみたい”と思ってもらえるよう意識してきたので、集客につながっていると実感できて、すごくうれしかったです」
柴田さんは最近、企業の広報担当者などを対象としたInstagram活用講座にも登壇。学生時代には人前で話すことも少なく、「やっぱり緊張します」と本音もこぼしますが、「藤枝市だけでなく、今後は静岡市や浜松市でも講座ができたら」と意欲を見せます。
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