静岡県焼津市にある特別養護老人ホーム高麓では、「最期まで自分らしく生きる」を介護の理念に掲げ、入居者だけでなく、職員一人ひとりも自分らしく働ける職場づくりに取り組んでいます。今回は3人の子どもを育てながら仕事を続け、勤続21年目を迎えた外岡百恵さんに「挑戦」をテーマにお話を伺いました。
プロフィール:デイサービスセンター介護職員 外岡百恵さん

新卒で正規職員として就職。結婚・出産を経て非正規職員として働き、今年、正規職員に復帰。現在はデイサービスに勤務している。
外部の介護施設も参加する月1回の研修には、施設の代表として出席。また、施設利用者だけでなく、その家族も支えようと生活相談員を目指している。
「仕事と子育て」両立しながら勤続20年超。さらなるキャリアアップを
家庭と仕事を両立しながら働く外岡さん。ライフイベントを経ても、安心して働き続けられる職場環境について伺いました。

研修に積極的に参加-他施設職員との交流で仕事を見つめる
正規職員に復帰して早速、定期的に研修に参加する外岡さん。仕事に対する姿勢をより深く考える機会になっているといいます。

生活相談員という新たな目標「利用者もその家族も支えたい」
利用者やご家族の相談に応じたり、職員や関係機関との連絡・調整を行ったりする「生活相談員」。利用前の説明や面談から、日々の困りごとの相談、各種手続きのサポートまで、幅広く関わります。外岡さんは現在、施設と利用者との懸け橋となるようなこの職種を目指しています。

より広い視点で介護に向きあうことができそうですね!



はい。ご家族とも関わる中で、より利用者さんのことを知ることができます。そこに介護の楽しさがあると思います。最近は実習生を受け入れる機会も増えてきています。教える立場になることで自分自身の仕事を見つめ直すきっかけにもなりますので、自分の経験を伝えることで、仕事の魅力を知ってもらえたらうれしいです。
現場での経験を土台に、外部研修で学びを深め、生活相談員という新たな挑戦にも踏み出した外岡さん。その歩みは、これからも続きます。
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