こんにちは! カモンわかもん学生編集員のがんちゃです。今回は焼津市にあるマルイリフードサプライを訪問し、若手社員の伊藤遥人さんにお話を伺いました。
まずはおしゃれな和風の玄関と、宙に浮いたマグロのオブジェがお出迎え。
「食」を扱う企業らしいユーモアと遊び心がありました。訪問の瞬間から印象に残ります。
すぐ隣には直営店「波(は)なれ」もあり、質の高い魚料理が味わえます。
卸から飲食まで幅広く展開するマルイリさんでは、若手社員はどんなふうに働いているのでしょうか?

入社のきっかけ
伊藤さんは藤枝市出身。高校卒業後は機械関係の仕事に就きましたが、「新しいことに挑戦したい」との思いから転職を決意。同社に勤めるお父様の紹介でマルイリさんを知り、「魚料理が好き」という想いも重なり、2024年3月に入社した方です!

業務内容
現在はネギトロの製造を担当。
マグロの身を機械に投入し、加工・梱包までを行っています。


一口に「ネギトロづくり」といっても毎日同じ作業ではなく、商品やロットによって工程が変わります。商品の種類は数百に上るそうで、「日々新しい発見がある」と伊藤さん。単調にならず、個々の工夫や改善が光る職場だとわかりました。
伊藤さんネギトロは最近マルイリのものしか食べていないかも…


仕事の特徴
- 異物混入のチェックなど品質管理を重視している
- 体力仕事。人によって味が変わる繊細な作業



異物が混入しないよう、手袋や工程の確認を徹底しています。お客様に安心して食べてもらうために、細心の注意を払っています!


見た目はシンプルな作業に見えても、マグロの粒の大きさや油分の配合によって味や食感が変わる繊細な仕事。「人の手の感覚で味が変わるんです。自分の手で“おいしさ”を生み出せるところが面白いですね」と話してくれました。
職場環境


「みんな優しくて明るい人ばかり。入社してすぐ馴染めました」
基本的には見て覚える仕事が多いものの、
「わからないことがあれば先輩が丁寧に教えてくれるので不安はありません」と伊藤さん。
工場には外国籍の社員も多く、伊藤さんの部署ではインドネシア出身の社員が中心。
会社では日本語講師を招き、週1~2回の日本語教育を行っているそうです。
工場の見学中には
写真付き作業マニュアルが工場内に貼られているのを見かけました。
初めてでも理解しやすい工夫がされています。
目標は何でもできる先輩
将来の目標は、機械操作から魚の加工まで何でもこなせる人材になること。



業務に必要な資格取得にかかる費用は会社が負担してくれます。働きながらスキルを身につけ、成長できる環境です。
また、社内では製造部を中心に“スキルレベル制度”を検討中とのこと。
「努力がきちんと評価される環境をつくっていきたい」と人事の坪井さんは話します。
福利厚生
社員食堂では、昼食代の1/3を会社が負担。
麺類や健康メニュー(550kcal以下)など、5種類から選べて、
実質300円以下で栄養バランスの取れた昼食を楽しめるそう!
朝の支度も余裕ができてQOLが爆上がりかも?!
他にも、焼津No.1の福利厚生を目指す取り組みが進んでいます。
マイナス60度の世界を体験!工場見学
10℃に保たれた工場から、-20℃、さらに-60℃の巨大冷凍庫まで見学させていただきました。






30秒ぐらいでギブアップしてしまいましたが、とても面白い体験をさせていただきました。 温度も環境も厳しい現場で、真剣に仕事に向き合う社員の姿に、プロの精神を感じました。
超低温で冷凍保存することで、鮪の酸化がほぼ止まり、風味や鮮度が非常に長く保たれるそうです。この冷凍・加工技術があるから、いつでも新鮮でおいしい鮪が私たちの食卓に届くのですね。
焼津の海のように懐が深く、地域に根ざしたマルイリフードサプライ。
“食”を通じて地域と人をつなぐこの会社で、あなたも新しい挑戦をしてみませんか?

