株式会社丸紅では、現場監督は入社3年は研修期間で、1人で現場を任されるのは4年目になってからという流れが基本です。そんな中、青木さんは入社2年目、20歳という若さで現場を任されています。
今回はそんな青木さんの就職観について伺いながら、同社の次世代育成の取り組みについてまとめました。

入社2年目20歳、若き現場監督の青木さん
生まれは焼津、出身は島田工業高校。「地元や自分が育った地域に還元したい」という思いから公務員を目指していたそうですが、残念ながら落ちてしまったそうです。
そこで、一般就職に切り替える際に、学校の授業で関わりのあった「丸紅」への就職を決めました。同社では、高校の先輩も多く活躍しており、そこが就職の安心感に繋がったと青木さんは語ります。
次世代育成への取り組み
同社では地域の教育機関と積極的に連携し、次世代育成に取り組んでいます。高校、特別支援学校、さらには幼稚園から中学校まで幅広い教育機関で授業を行っています。
人事担当杉本さん土木の魅力を体験してもらうために学校へ出向いて授業をすることもあります。特に高校生には「仕事とは何か」「生き方について」などのキャリア教育も行っています。
インターンシップも積極的に受け入れており、期間は2週間から3日間と様々。高校生が多く参加するといいます。
インターンシップでは測量体験や出来形(寸法の確認)、重機に乗る体験、最近ではドローンを飛ばして地形データを取得する方法なども教えています。
CADの体験もあり、現場の仕事を幅広く知ってもらえるよう工夫しています。


仕事の悩みや疑問をラフに話し合える場「若手部会」の開催
30代以下の若手社員が全体の約1/3を占める同社では、若手のみが集まる「若手部会」を2か月に1回開催しています。



若手同士で、気軽に話し合える場があることはとても良いと思います。
ここで行われた雑談が、疑問を解消するヒントになったり、同世代の社員の活躍を知る機会になったりもします。



若手社員が先輩社員との間に感じているギャップを知るという目的もあります。
僕が入社した当時は、先輩との間に壁がありました。それが今では改善され、僕の時代にはなかなか聞けなかったことも、今の若手は聞ける。それは良いことだと思います。
また、若手同士のコミュニケーションを促進するため、バーベキューやサッカーなどの交流イベントも定期的に行われているそうです。
「働く」ということは、色々なことや人から知識を「学ぶ」こと



丸紅はアットホームで親しみやすいと思います。上下関係を超えて、色々な人達と関わり合う中で、多様な知識や経験を日々学んでいます。
現場監督は、社外の方とも連携をとることが多い仕事です。様々な専門家とのコミュニケーションを通じて、自分の知らなかったことを学べることが、この職業の魅力の1つだと思います。



勉強する方、自分で考えながら仕事をしていきたい方にとっては、働きやすい環境だと思います。責任はありますが、自由度も高く、やりたいことに挑戦できる環境です。また、資格取得も奨励されており、様々な資格が取れる環境も整っています。
同社は、青木さんのような若手社員が活躍できる場を整えています。次世代を担う若者たちの今後の活躍にも注目です。


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株式会社丸紅
富士山静岡空港から車で5分のところにあります。 10~40代の若手が活躍。独り立ちできるよう先輩がしっかり指導します。 仕事の仕方、コミュニケーション力、ものの考え方等、社内研修も充実しています。 -



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