11月2日(土)・3日(日)、焼津市総合体育館シーガルドームで
Out of KidZania in やいづ2025 が開催され、25の企業・法人が参加しました。
このイベントは、子どもたちが実際に地元企業の仕事を体験し、
「働くってどういうこと?」「仕事って誰のためにあるんだろう?」を考えるきっかけになる場です。
しかしこの取り組みは、子どもだけのものではありません。
地域の未来をどう考え、人をどう育てたいのか——
そこには、参加企業一社一社の想いや企業姿勢が表れています。
仕事体験の報酬として支払われる通貨「ヤーヅ」も、
働くことと対価の関係を自然に学べる仕組みのひとつ。
企業がどんな価値を社会に提供しようとしているのかを、体感的に伝えています。
この記事では、Out of KidZania in やいづ2025に参加した4つの企業・法人をピックアップして紹介します!

株式会社新村組 クレーンの運転手の仕事

新村組は、創業104年地元を大切にし、確かな実績と信頼がある会社です。
公共工事からマグロの水揚げなど、地域のお困りごとから大規模な工事まで、幅広い現場を担う縁の下の力持ちです。
子どもたちに本物の仕事を体験してもらうため、イベント用に子ども用作業服を特別に用意しました。大人用をそのまま縮小した本格仕様で、袖を通した子どもたちは一気に職人の表情になりました。
PROGRAM
先輩運転手によるクレーン操縦のデモンストレーションを見学した後、指導員の補助のもと自分でクレーンを操縦します。



株式会社マルイリフードサプライ 板前の仕事


今年(2025年)で創業100年!信頼と実績を積み重ねた水産会社です。
マグロの卸売・加工・保管を中心とした事業展開ですが、最近では「焼津港丸入商店」や「清水港みなみ」「焼津港みなみ」といった飲食店・物販店の運営やふるさと納税といった消費者向けの販売にも力を入れています。
PROGRAM
まぐろの柵を包丁で切り、シャリのグラムを量り、切ったまぐろや他の具材を美しく並べてまぐろ丼を完成させ、ラベルを自分たちで作成し、焼津みなみまぐろ丼を完成させます。
介護士の仕事 社会福祉法人東益津福祉会 特別養護老人ホーム高麓


「最期まで自分らしく生きる」を増やす介護を理念に掲げ、職員も楽しみながら働ける介護環境を構築するために働き方改革、待遇向上に励み、皆で施設を創っていく職場です。具体的な提案は形にすることができます。
PROGRAM
高齢者疑似体験を行い、利用者の気持ちを体感したあとに、介護士として、介護ベッドや車いすなどの介護機器を使った仕事をします。また、利用者に楽しんでいただけるようなレクリエーションも行います。






看護師の仕事 ~バイタルサインの測定・採血~ 社会医療法人駿甲会 コミュニティーホスピタル甲賀病院


焼津の医療を支える中核病院として、救急医療からリハビリまで幅広い役割を担う甲賀病院。
医師・看護師はもちろん、リハビリ、事務、検査技師、栄養士、介護スタッフなど多様な専門職が連携して地域のいのちを守っています。






PROGRAM
心肺蘇生やAEDの使用方法について学んだあと、看護師の仕事として、バイタルサインの測定や採血などの業務を行います。
Out of KidZania in やいづ2025での職業体験が、
子どもたちにとっての「はじめの一歩」だとしたら、
地元企業でのインターンシップは、大学生にとって 自分の未来をぐっと身近に感じられる“次の一歩”です。
この記事で紹介した企業の中にも、
若い世代との出会いを大切にし、地域の未来を本気で考えている企業があります。
気になる企業があれば、ぜひインターンシップというかたちで、
自分から一歩踏み出してみてください。
その一歩が、これからの進路を考えるヒントになるかもしれません。





