2024年8月、C’mon Wakamonでは「サイトコンテンツ企画・編集業務」を体験できるインターンシップを行いました。学生が編集員となり、藤枝市内の企業へ訪問しインタビューに挑戦! 第2弾は、株式会社藤枝江﨑新聞店さんにお話を伺いました。
暮らしやすい街づくり
「暮らしやすい街づくり」を掲げ、スマートフォンなどの扱いに苦労する高齢者の手助けや、地域の人々に平等なサービス提供を通じて、地域の活性化・人口増加に取り組む藤枝江﨑新聞店。
住みやすい街づくりには何が必要なのか、同社の桐下さんへのインタビューを通して紐解きました。

地域貢献とネットワーク
藤枝江﨑新聞店さんでは新聞配達事業を通して、地域の人の繋がりを増やし、つながりを大切にすることで、地域ネットワークという財産を築いているといいます。「新聞店」というと新聞配達だけをしているイメージがありますが、それだけでなく、高齢者見守りサービスや宅配サービスなど、地域の人の要望を拾い上げ、様々な面から地域をサポートしているそうです。
さらに、最近の新しい事業としては、コワーキングスペース「フジキチ」の運営があります。
理念は、「やる気」が出会う場をつくり、
藤枝から明日に貢献するイノベーションを起こす
ここでは、会社の立ち上げや新規ビジネスのサポートも行っています。

縁の下から支える力
お話を聞いて感じた一番の魅力は「つながりの拡大」です。
藤枝江﨑新聞店さんでは「フジキチ」というコワーキングスペースの事業を展開しています。この場所は人と人のつながりを拡大すること目的につくられました。例えば、ビジネスの立ち上げをしたいとき、相談をしたり経験者から意見をもらったりできる環境が提供されていることから、事業展開や企業において新たな船出や新規分野の方面への進出の手助けをする場所となっています。
取材した際に感じたこの企業の特徴としては、やはり「地域とともに」ということ。
街の住みやすさといった社会的に価値が高いものを、より高めるための活動が多く行われています。例えば、利用者の方が安心・安全に暮らせるよう、新聞配達のバイクにカメラを備え付けて、高齢者への声掛け・見守りを行うなど、地域密着型の企業だからこそできる体制が特徴です。
桐下さんに聞く「フジキチ」の役割

今回取材に応じてくださった桐下昌子さんは、約2年前に「フジキチ」のコミュニティマネージャーに就きました。主に、人と人を繋げて地域のつながりをつくることで、会社の立ち上げや新しいイベントやビジネスのサポートをしています。一人一人にヒアリングをし、マッチングに適した人を紹介して、人と人の輪を繋げています。
また、同スペースにはキッチンもあります。料理が得意な桐下さんは、定期的に料理教室をひらいたり、ふじえ~ら(同社が発行している地域みっちゃく生活情報誌)に料理レシピを載せたりと、これまでの経験をフルに生かして活動されています。
桐下さんよりわかもんへ
桐下さんは「全ての出会いを大切にしてほしい」と私たちを含めた若者たちに向けて伝えてくれました。藤枝市はコミュニティを作りやすい街。どこでできた縁が、またいつかつながるかもしれない。だからこそ、良いも悪いもすべての出会いを大切にして欲しいと教えてくれました。


取材を通じての気づき・学び
今回、桐下さんのお話を聞いて学びになったのは、嫌なことや嫌いな人との関わりも全て後々に繋がっているということです。彼女は「一人一人大切に接してきたからこそ今がある」とおっしゃっていました。
過去の繋がりや些細なことが思いがけないところで繋がってくる。
だからこそ、将来の自分への投資になると考えて行動にすることが大切だと学びました。

執筆者:多々良(大学3年)



執筆者:小柳(大学2年)