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目標に向かって歩み続ける、若手現場監督_藤枝出身・内藤俊さん

島田市神座にある小桜建設工業は静岡県中部地区で、住宅から工場までさまざまな建物を施工管理する、地域に根差した建設会社。私たちの生活に身近なスーパーやドラックストアの店舗も多く手掛けています。

今回は、主に鉄骨造の工場・店舗・事務所などを担当する入社3年目の内藤俊さんに仕事のやりがいや夢、地域への思いを伺いました。 

目次

工業高校で模型作りに熱中

藤枝市在住の内藤さんは地元の島田工業高校を卒業。在学時は建築科で代々続く模型作りに夢中になったといいます。 

「大井川にある川越遺跡の復元模型を作ったんです。現在ある建物ではないので、資料などを基に復元するなんて、これまでやったことなかったのでとても楽しかったです。仲間とわいわい協力した思い出もありますし、実際に模型が完成して、多くの人に見てもらったのもうれしかったですね」 

寸法を測る三角スケールの使い方を教えてくれる内藤さん

寸法を測る三角スケールの使い方を教えてくれた内藤さん(写真)。

高校時代を思い出し自然に笑みが浮かびます。

大勢の仲間と作り上げ、多くの人に喜んでもらう模型作りの経験は内藤さんの今の仕事につながっているようです。 

地元に転職。自分らしい暮らしを。 

高校卒業後は新卒で静岡市内の建設会社に就職。建設現場をまとめる現場監督として、キャリアを歩み始めました。 

7年ほど勤めたのち、「設計職を目指したい」との思いからキャリアを見つめ直して退職。当初は、しばらくゆっくり資格の勉強をしようと考えていたそうですが、求人サイトで小桜建設工業を見つけ、面接で話した櫻井瞬平さんの仕事への姿勢に惹かれてすぐに入社を決めました。 

「すごく周りを見て動いてくださる方です。この人なら付いていって大丈夫だなと確信し入社しました」。 

入社当時を振り返る(左から)内藤さんと櫻井さん
入社当時を振り返る(左から)内藤さんと櫻井さん

地元に転職してよかったことを尋ねると,,,

  • 通勤時間が短縮された 
  • 家族や友達に会いに行きやすい
  • 出身学校が同じ社員が多いこともあり、世代を超えて共通の話題で盛り上がる 

といった利点を挙げてくれました。 

「会社は国道一号バイパスのインターチェンジに近いので交通の利便性がいいです。大きな会社だと建設現場が遠くなることもありますが、弊社は島田市周辺のお客さんが多いので、現場も近いです。直行直帰も可能なのでありがたいです」 

生まれ育った土地で、家族や地元の人たちに支えられながら働き、恩返しのように地域に必要とされる建物を建てる。その関わりが、仕事のやりがいや地域への愛着につながっているようでした。 

現場経験を生かした設計職を目指すために

同じ業界から転職した内藤さんは即戦力。入社3年目にして、すでに新人の教育も任されています。 

現場監督とは、建設現場全体をまとめる役割を担う存在です。大工や電気、配管工事などを行う職人さんたちは、それぞれの専門工事を担当しているため、監督が全体を把握し、正しく指示を出さなければ、建物全体に影響が出てしまいます。 

さらに現場監督は、設計職が描いた「設計図」をもとに、職人さんが見る「施工図」を作成する重要な役割も担います。設計図だけでは建物を完成させることはできず、細かな寸法や使う材料、金具の種類まで具体的に示す施工図が必要です。 

素敵なデザインだけど実際に建てられるだろうか―。どうしたら順調に建てられるだろうか―。現場監督は苦労や工夫を重ねながら施工図を描いています。 

現場での経験を積み重ねてきたからこそ、内藤さんが目指すのは、施工しやすい設計図を描くこと。大きな建物では工期が半年から1年超に及ぶこともあり、その間にお客さんの要望が変わることもあります。 

お客さんの要望や施工現場のことも考慮し、さまざまなことを見越した設計図を描きたいです

と頼もしく語ります。 

その実現に向け、仕事を終えた後は予備校に通い、資格取得に向けて勉強中。まずは一級建築施工管理技士、そして将来的には一級建築士になるべく、一歩ずつ確実に、目標に向かって歩みを進めています。 

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