企業研究や説明会への参加を重ねるなかで、「自分が本当にやりたいことは何だろう」「どんな基準で企業を選べばいいのだろう」「なぜ働くのか」という根本的な問いに向き合う方も多いのではないでしょうか。
一方で、近年長期戦となる就活では誰もがモチベーションの波を経験します。周りと比べて焦ったり、選考がうまくいかず不安になったりすることも。しかし、それは社会人の先輩たちも通ってきた道。この記事では、実際に就活を乗り越えた先輩たちから、モチベーション維持のコツと「働く」ことへの向き合い方についてお話を伺いました。
焦らず、比べず、自分らしく就活を進めよう! by 社会福祉法人嬰育会
モチベーション維持の対策はイベントへの積極的な参加と自分のペースで進めること
中だるみの対策として、説明会やイベントなどへの参加を積極的にしていました。
たくさんの企業について知っていく中で、自分が本当にしたいことが少しずつ明確になり、「このままじゃだめだ」「もう少し頑張ろう」とモチベーションを維持することができていたと思います。
また、周りの就活生と比べないことも心掛けていました。最終的には就活生の誰もが4月1日から自分が決めた1社で働くことになるので、そこに至るまでの内定の数が多ければいいということも、1社を決める時期が早ければいいということもないと思います。周りの就活生と競い合うものでもないので、焦ったり、落ち込んだりせずに自分のペースで就活を続けることを大切にしてほしいです。
自分がなぜ「働く」のか?を見つめなおしてみよう!
私が就職先を決めるうえで最も大切に考えていたことは「やりがい」です。やりがいが『働く』理由になると考えていたからです。
私にとってのやりがいは子どもたちの喜ぶ姿ですが、実際に働き始めてみて就活生の時に想像していた何倍も子どもたちの姿は仕事を頑張るエネルギーを与えてくれることに気づきました。子どもたちの笑顔を見たり、「楽しかった」の声を聞いたりしたとき、保護者の方が「子どもが嬉しそうに活動のことを話してくれました」と伝えてくれたとき、本当に頑張ってきてよかったなと思います。また、その姿を知るたびに子どもたちにもっと様々な体験をさせてあげたい、もっと楽しい思い出をつくってあげたい、そのためにこれからも頑張ろうという思いが強くなっていきます。さらに、子どもと実際に接している時間だけでなく、明日の活動は何をしようか考えたり、準備をしたりする時間も楽しむことができています。
私が仕事に前向きで楽しく取り組めているのは子どもたちの喜ぶ姿のおかげですが、人それぞれ『働く』エネルギーとなるものは異なってくると思います。就活生の皆さんには改めて自分がなぜ『働く』のか見つめなおしてほしいです。より自分に合った就職先が見つかるように祈っています。



ゆりかご豊田クラブ 中村さん(社会福祉法人嬰育会)
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頑張った人は必ず報われる~就活のモチベーションを維持するためには~ by ショウケンガリレイ株式会社
なかなか就職先が見つからず焦りや不安を感じていませんか?私自身も連続して面接で落とされた際にはかなりモチベーションが低下してしまいました。あまりにも選考がうまくいかないため、「志望する職種が自分に向いていないのではないか」「自分は社会に必要とされるような人間ではないんだ」と自己嫌悪に陥ることもありました。
こうした経験を踏まえて、就活のモチベーションを維持するためにやっておけばよかったことをいくつか紹介します。
もっと周りを頼る
悩みを打ち明けたりガス抜きをしたりしていれば、心が軽くなっていたと思うからです。また、他己分析をしてもらうなど客観的な意見を聴くことで自分では気づけないことを知れると考えます。
一人で就活を行うと視野が狭くなってしまいがちなので、ときには周りの意見を聞いてみるのも大事だと思います。
気分転換をする
急遽選考が入ることも少なくないため、アルバイトやサークル活動を全てお休みしていました。しかし、今となっては就活以外の活動を自粛するというのは逆効果なのではないかと感じています。心身が落ち込んでいるとモチベーションが上がらないばかりか、どんどんネガティブ思考になってしまいます。
趣味や遊びの時間を極限まで削ったところで選考が有利になるわけではありません。ときには頑張っている自分を労わってあげましょう。
面接の練習を徹底的に行う
コロナ禍ということもあり、ほとんどの選考がWeb形式だったので、面接練習もWeb形式で行っていました。そんな中、最終面接が対面の企業があり、対面での注意点等を確認する程度で挑んだ結果、大失敗に終わりました。今思えば、あがり症で、人前で意見を述べることに苦手意識があるのに練習をまともにせず対応できるわけがないと自身の詰めの甘さを感じています。このようにならないためにも、面接練習は自信がつくまで行うことをおすすめします。
就活はうまくいかないことが多く、不安に思う気持ちはよくわかります。
私の経験談が少しでも励みになったのなら幸いです。



総務経理課 Hさん(ショウケンガリレイ株式会社)
インターンシップ情報
5日間の対面型インターンシップを随時行っています!自己分析の精度を高められるような充実した内容となっておりますので、少しでもご興味を持ちましたらお気軽にお問い合わせください。
また、会社説明会も随時行っております。Web型・対面型どちらでも対応可能ですので、こちらも併せてご応募お待ちしております!
今こそチャンス!自分らしく就活を始める方法 by 特別養護老人ホーム高麓
冬休みにクリスマス、お正月…と、家族や友人と過ごす楽しいイベントが続くと、就活への切り替えが難しいですよね。でも、実はこの時期こそ、自分のペースを整える絶好のタイミングです!
就活は一気に結果を出すのは難しいもの。だからこそ、小さな目標を立てて少しずつ進めるのがモチベーション維持のポイント。私も気分が乗らないときは、就活の過程の中で一番好きだった業界研究を再度してみる等をして気分転換していました。
私が「中だるみ」の時期に行ったこと
- 目標を細かく分ける
「1日1社エントリーする」「毎日30分だけ業界研究する」「自己PRの構成を考える」「気になる業界のニュースを3つ読む」など、すぐにできる小さな目標にすることが大切。
- 未来をイメージする
「趣味や休日の過ごし方」「どんなスキルを身につけていたいか」「どんな形で社会に役立つ仕事をしていたいか」など思ったことを書きだす。
- 仲間やサポートを活用する
友人やキャリアセンターのアドバイザーと話してみることで、気持ちも行動も前に進みます。『就活カフェ』に立ち寄ってみる手も〇
就活中は「どんな会社に入りたいか」だけでなく、「どんな自分になりたいか」を考える良い機会です。就活中の私は、仕事を通して経済的に安定した暮らしができることが第一と思っていましたが、社会人(介護士)になった今ではお客様からもらえる感動が仕事のモチベーションになっています。その時、「やりがい」は職場から得る・与えられるものではなく、自分の行動や成長から生まれるものだと気づきました。就活は、その「やりがい」を探し始める第一歩です。
もし迷いや不安を感じたら、会社説明会やインターンシップに参加してみてください。実際の職場の雰囲気を感じることで、働くイメージが具体化し、新たなモチベーションが生まれるはずです。



創造戦略部 山本さん( 特別養護老人ホーム高麓 )
会社説明会・インターンシップ情報
高麓では、介護未経験・無知識でも参加しやすい『1日就業体験』を2月に開催します。 福祉用具や介護機器を使ったリアルな体験は、働くイメージを掴む手助けをしてくれることと思います。 焦らず、でも確実に。一歩ずつ進むあなたを応援しています!
就活は、多くの企業との出会いを通じて「なぜ働くのか」「どんな自分になりたいのか」を見つめ直す貴重な機会です。焦らず、比べず、自分のペースで進めることが大切です。
モチベーションが下がるときは、小さな目標を立てたり、仲間と話したり、気分転換をしたりしながら、一歩ずつ前に進んでいきましょう。先輩たちの経験談が、皆さんの就活の道しるべとなれば幸いです。