
一般外来をはじめ、二次救急対応や入院・各種リハビリテーションなど、幅広い分野で医療を支えている甲賀病院。
近年ではVRやIT技術を活用する等、DX(デジタルトランスフォーメーション)化を進め、治療と業務の効率化にも取り組んでいます。また、地域のニーズに寄り添いながら切れ目のない医療を提供するため、一般病棟はもちろん、急性期・回復期・緩和ケアなど患者さんの容体にあわせた病棟機能も備えています。
他の病院と何が違う? ~甲賀病院の特徴~
「救急救命士」の活躍
甲賀病院では現在10名以上の救急救命士が在席、これだけの人数の救急救命士が病院業務にあたっているのは珍しいことだそうです。
救急救命士の存在は病院にとって、非常に重要。
緊急事態が発生した場合に、いち早く現場へ向かうのはもちろんですが、医師と看護師が処置にあたっている間、患者家族への対応や検査技師への依頼など、医療の知識がある救急救命士が間に入ってくれることで円滑に進むのだそうです。
昨年は静岡県で初の救急救命士部会が立ち上がる等、医療機関における救急救命士の活用に向けた取り組みも始まっているようで、今後の更なる活躍が期待されます。
患者の負担を最小限に
甲賀病院では、多くの救急救命士が在席していることで、24時間365日の受け入れが可能となっています。いつ自分の身に起きるかわからない体調不良、病気や怪我。自分じゃなくても身近な人が緊急事態に陥る可能性はありますよね。
そんな時「受け入れてくれる病院がある」というのは私たちにとって、とても心強いです。
さらに甲賀病院では複数の診療科があるため、検査結果をみて、適切な科への受診を案内してくれます。患者さんの症状によっては、他院を紹介することもあるそうですが、病院内で完結できるのは負担も少なくていいですね。
医療の手が届かない地域にも対応
甲賀病院は社会医療法人駿甲会に属し、南伊豆町の自然豊かな場所にも診療所を開設しています。
もともと医師が少ない地域でもあり、最寄りのコンビニまで車で20分ほどかかるエリアだとか。病院に通うことが困難な人たちにも医療を届けているそうです。
その他にも、アクセスの良い藤枝駅前クリニックや、透析・眼科・小児科を兼ね備えたKOGAクリニックなども開設しています。地元をはじめ、近隣や医療サービスが充実していない地域にも医療を届けるという姿勢は、地域の皆さんだけでなく医療業界全体の発展への想いがある事が伝わってきました。
ほっと一息☕
多くの診療科がある甲賀病院、一体いくつの科があるのか?
気になったので聞いてきました!
全部で29もの科がある(2024年2月現在)そうで、幅広い医療が受けられるというのは安心感がありますね。


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