就活において、自己分析は非常に重要な取り組みだと言われています。最近はWeb上でいくつかの質問に答えることで、性格や人間性、考え方などを分析してもらえる様々なテストや無料の診断ツールも増えてきました。今回は、社会人がおすすめする、客観的に自分自身を把握するのに役立つ情報を紹介します。
実際に勉強会で学び、社員全員が活用「類人猿分類」
弊社では勉強会で「類人猿分類」と呼ばれるコミュニケーションツールを勉強し、活用しています。弊社の社員はこのツールで4つの類人猿:チンパンジー・オランウータン・ゴリラ・ボノボのタイプに分類されており、社員同士共有しています。幼い頃の自分を思い出しながら、簡易診断を行うことで、4つのタイプの内どれかがわかります。より詳しく診断する場合はいくつかの設問に答えることで、自分に一番近いタイプがわかります。
ただし、 この類人猿分類はシチュエーションによってタイプが変わります。私たちで活用しているのは「仕事の時に強く出る一面」を表しています。 私たちは大型類人猿ではなく人間なので、タイプが混ざるのは仕方がないことです。仕事をする中で「自分に大きく占めるタイプ」を理解することが、自分の強みと弱みを把握することに繋がり、それを活かし乗り越えるヒントとなるのです。
よかったら、皆さんも「類人猿分類」について、調べてみてはいかがですか?
自分と向き合ってみよう
自分を客観的に見つめて理解することは社会人にとって重要なことで、これは立場が変わったり、年を取っても、環境が変わっても常々に行わなくてはいけないことだと思います。私も初見の集まりなどでは自分とメンバーの特性を考えながら役回りを考えたりしています(笑)。
就活時、一度はアプリのAIや自己啓発本で分析は行ってみてください。どの就活サイトにも大体分析機能はあるので、まずは自分が登録してある就活サイトの分析機能で行いましょう。
しかし、サイトの登録が面倒という方は、性格であれば「エニアグラム性格診断」、適性職業であれば「CAREER INDEX」が登録なしででき、詳細もわかりやすく解説してくれるのでおススメです。
また、合わせて頭の中や図で自分が「何を大切にしたいのか」等を放射線状に思考を描いていく「マインドマップ」を作って、自分でも気づいていなかった考えと向き合って答えを出すことも大事だと思います。マインドマップの描き方はこちらのサイトがわかりやすいと思います。
占いではないですが、 自分に合った検査を見つけて自分の気持ちを後押ししてもらうのが一番だと思います。納得いかない結果でも複数の分析で同じような結果が出た場合は、「客観視できていない自分」、「見えていなかった自分」を受け入れてくださいね。 ちなみに高麓では採用面接時に「WebOPQ」という適性検査を使用していて、まぁこれがよく当たるので、一度受検してはいかがでしょうか(笑)
自分の肩書きを決めよう
社内のミーティングや勉強会などで、自分の肩書きは何だろう? と考える時間があります。
先日行われた新卒採用サイトのコンテンツ企画MTでは、社内のデザイナーたちが集まって「それぞれの性格×職種で肩書きをつくる」ということをしていました。
メンバー紹介に、職種名だけでなく性格に絡めた肩書きがあると、その会社で働いている人たちのイメージがわいたり、事前にどんな人かわかる安心感が生まれたりするのではないか?と考えたからです。社内のデザイナーも今よりもっと相手の性格や役割に対する理解が深まる機会にもなったといいます。自分が短所だと感じていたところも、他者から見ると長所になるのは不思議な体験です。少し気恥ずかしいのですが、自分を表現する言葉をたくさん持っておくといいと思います。
就活は自分を知って深める絶好のチャンス!
私自身、就職活動の時に自己分析はあまりしっかりできませんでした。というのも、自己分析とはなんぞやということを理解できていなかったからだと思います。
今考えると、自己分析は他者から見た自分、つまり客観的な視点を持てるかどうかが試されているのだと思います。実際のところ、自分の事は自分が1番分からないなとよく言われますよね。ですから、就活サイトの自己分析ツールなどを使用して自己を知るための参考にするのもいいと思います。しかし、本当の自分は全て数値化できるものではありません。
したがって、それを就活で活かすのであれば、自己分析による自分の性質を認識した上で、自分の考えや意思をどれだけ言語化できるかが重要であると考えます。それには、普段どんな時に自分の心が動くのかを観察してメモをすることをおススメします。嬉しい時、悲しい時、怒った時、なんでそう思ったのかを掘り下げてみると自分のモットーや大切にしたいことが見えてきます。そのポイントと自分の志望する会社の共通点を見つけることで、自ずと志望動機は明確になると思います。
そして、そうして集めた日常の具体的なエピソードの引き出しを持っているほど、就活の面接時に役立つのではないかなと思います。就活は精神的にきついこともあると思いますが、自分を知り深めるチャンスだと捉えて前向きに頑張ってください!