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活躍する人材紹介———ホテルアンビア松風閣インタビュー

異業種からの転職

入社6年目、現在フロントを担当している仲野さんは中途採用で松風閣に入社。前職はサービス業とはまったく異なるエンジニアの仕事をしていたそう。そんな仲野さんが、ホテルマンとして働くに至るまで、どんな経験をされてきたのだろうか。

仲野光貴(なかのこうき)さん(29歳)
入社6年目 担当:フロント

エンジニアからホテルマンへ

大学は地元静岡の理系の大学で4年間、情報システムについて勉強をしてこられたそう。
やがて就活の時期はおとずれ、特にこれといってやりたい仕事はなく、大学の就職案内で紹介された会社へ就職。エンジニアとして働くことに。
しかし働いていくなかで、この仕事は自分に向いているのだろうかと自問自答をする日々が続いた。だんだんと本当にやりたい仕事はなんなのか真剣に考えるようになっていった。
そんなとき、ホテルマンとして働く友だちのお父さんから、うちの会社で働いてみないか?と声をかけられたそう。

幼いころあこがれた仕事

小学生のとき、家族で松風閣へ泊まりに行った。そこで友だちのお父さんが働く姿を見て、ホテルマンってかっこいい! という思いを抱いた、あのあこがれのホテルマンに自分もなれるチャンスがおとずれるとは。
大学時代のアルバイトはコンビニエンスストアの接客を経験。そこで接客の楽しさを感じたことをふと思い出した。本当に自分のしたかった仕事はこれかもしれない、と気づいたそう。

働く前と働いてからのイメージのちがい

仲野さんは入社して2年間は宴会場を担当。お席の用意で中腰にかがむ作業や、テーブルなどの重たい物を運ぶ肉体労働がメイン。表に見える接客はほんの一部。八割は準備期間やそのあとの片づけがほとんど。それでも、お客様からの「おいしかったよ」「ありがとう」と、お言葉を頂くと、元気をもらえるし、活力の源にもなる。これが接客業の醍醐味でもあるそう。
現在はフロントを担当。最初にお客さまとお顔をあわせ、お見送りまでの対応によって、ホテルの印象が決まる大事なポジション。
従業員のきめ細やかな手作業と努力の積み重ねによって、お客さまにじゅうぶんな“おもてなし”と安心できる居場所を提供できるということを、働いてみてはじめて知ったそう。

まさか前職がいかせるとは

入社してから何年かして、あることに気づいた仲野さん。これまでファックスや手紙など、紙を使ったアナログなやり取りがおこなわれていたが、それらをデジタル化することで従業員の仕事の負担が軽減するのではないかと考え、提案。
仲野さんが会社仕様にあわせてプログラムを書いたグーグルスプレッドシートにより、仕事の効率化に成功。
大学で学んだことや前職での経験が現在の職場でいかせるとは、思ってもいなかったそう。

今後の目標やキャリアビジョン

仲野さんは接客が楽しいので、このまま現場に立って接客をしていたいと思うことも。
しかし会社に長く勤めていると、自然と長い経験を積むことでだんだん役職がつき、責任もついてくる。
仲野さんもいつかはそういう役割につく日が来ると思うので、そのときは仕事を円滑におこなうためのシステムなど、企画考案していきたいとのこと。そのためには、もっとシステムについて勉強しておくことが、今できる努力であるそう。

福利厚生などの会社のいいところ

接客業は、なかなかお休みが自分の希望で取りにくい印象はありますが、1か月につき8日あるお休みのなかで3日間、希望が出せます。
福利厚生は充実していて、特に従業員の食堂の料理が美味しいです。白米は100※でおかわり自由。(※2023年9月現在)お客様に提供するお料理と同じ料理人の作る従業員の食堂の料理は、特にテリヤキチキンステーキと煮物は絶品。料理人のお料理は、お客さまだけでなく、従業員のお腹も満たします。

こんな仲間といっしょに働きたい!

仕事でわからないことがあれば放っておかないで、きちんと質問してくれると、先輩として教えがいがあります。わからないことでお客さまに迷惑をかけてしまうことがいちばん良くないので、しっかり問題解決して、気持ち良くお客さまをお迎えできる体制をみんなで作っていきたいです。

ワカモン先輩からワカモンへエール!

就職したら終わりと思はないで、そこからがスタートです。働いてみて、あらためて自分の本質を知ることができると思います。
まずは、どんな仕事がしたいのか、どんな仕事があうのか。自分をブラッシュアップすることで就活も楽しめると思います。
自分のやりたいことや夢に向かってがんばってください。

編集部から見たワカモン先輩の印象

仲野さんとロビーで初めてお会いしたときの第一印象は、マスクごしでもわかる、とてもさわやかな好青年。そのオーラは、接客業をするうえでは大事なポイント。
接客は、お客さまとほんの短い期間でしか接することがないのにもかかわらず、お客さまから感謝の言葉をいただいたり、また来たくなるホテルと思はせる営業につなげられるのが素晴らしい!美しい言葉づかいやしなやかな対応でお客さまを満足させるホテルマンの仕事は、まさに“営業の極み”。
頼りがいのある優しい先輩と働ける職場環境は、長く働くうえで大事なことである。

執筆者: 本田秋江 (C’mon Wakamon編集部)
生まれも育ちも嫁に行っても藤枝市。高校卒業後、進学のため上京。
学生時代はディズニーシーの立ち上げや造形製作に携わる。
新卒でNHK入局。番組CG制作を担当。その後、ゲーム会社にてキャラクターデザイン製作に携わるも、30歳を機に帰静。
CM制作ディレクター、雑誌の編集デザイナーを経て、30年続けているヨガの勉強をしに渡印。インストラクターの資格を修得。
IT企業や広報を経て、2017年「クリエイティブスタジオ赤飯」創立。事業内容は広告・パンフレット等、紙媒体を中心としたデザイン製作。
趣味はヨガとポタリング。

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