大人の職場見学～焼津冷凍へ編集員がワカモンに代わり見学してきました！～

冷凍、冷蔵の分野でニーズに合わせた温度帯の保管に応える「株式会社焼津冷凍」。
でも、そもそも焼津冷凍さんってどんな会社？ 倉庫事業ってなにするの？ ニーズに合わせた温度帯？ そんな疑問を解消するべく、ワカモン編集部のライターが見学に行ってきました！

とにかく、大迫力の冷凍倉庫

まずは、冷凍倉庫。

ヘルメットを被り、防寒着を着せてもらいその倉庫に入る。真夏でも防寒対策は必須。

広い倉庫の中では、フォークリフトが行きかい、たくさんの人が働いている。

倉庫の温度帯は全国にも取り扱いの少ない－60℃の他に冷凍－25℃、チルド5℃。

フォークリフトにも種類があり、中でも－60℃の冷凍倉庫の中で使うフォークリフトには

なんと、暖房装置がついている。－60℃の冷凍倉庫には人がそのまま入れないので、専用のフォークリフトに乗り作業するのだそう。

物流の形、取り扱う商品の幅広さ

圧倒的大迫力の冷凍倉庫。

その中で保管されているものは、パッと思いつく「マグロ」や「カツオ」などの海産物のみではない。

例えば、焼津冷凍さんの冷凍倉庫に某スーパーの商品を保管。

各店舗からのオーダーに合わせ、商品をトラックに積み、配送する。

または、大手ネット通販サイト、テレビ通販の商品もこの焼津冷凍さんの冷凍倉庫で商品を保管、発送までを行う。

さらには、大手外食チェーンの商品も焼津冷凍さんで保管している。

お茶、蕎麦、米なども大学と共の同研究で品質保持されることが証明されている。

今年4月には、常温の倉庫も建設し、稼働開始している。

マイナスから常温まで、「温度」を操る焼津冷凍さん。

さらに保守管理の技術もスゴイ

焼津冷凍さんの冷凍倉庫の凄さを支える、設備部事業。

こちらも技術力がハンパない。

自社の各設備の運転状況を管理。彼らのおかげで冷凍倉庫が運用できている。

その専門的知識を生かし他社の冷凍機の機器管理業務も請け負っている。さらに業務で使用する備品などを時には修理する技術を持つ。

支援部だって負けてない

事務所に入った瞬間のおもてなしの心あふれる「いらっしゃいませ」がとても印象的。

伝票を持ったトラック運転手さんへの窓口対応もてきぱきと丁寧。

また、こちらの質問に丁寧に誠実に答えてくれる姿勢。

明るく、清潔な事務所。

働くみなさんの意識の高さを感じました。

BCPへの取り組みが本気

BCP（事業継続計画）とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合に事業資産の損害を最小限にとどめながら、事業の継続、早期復旧を可能とするために、手段などを取り決めておく計画のこと。

焼津冷凍さんでは、令和3年1月に非常用発電機の設置を完了していて全工場の電気を確保、温度維持が可能になっている。災害時にはインフラ復旧まで倉庫の入出庫作業を止め、温度を保ち、さらに備蓄燃料での温度維持時間を計算し想定している。

そして近隣住民の避難場所としても指定されている。

事務所内に、敷地の地図があり、倉庫の場所、発電機の場所など細かく記されていた。

こうして常に「見える」状態で管理している地図は、災害時にそのまま利用。

対策本部での確認・指示に役立つ。BCM(事業継続マネジメント)にも取り組み ガントチャートを使って、発災当日、翌日、3日後、1週間後と想定してタイムラインごとの水道、電気などの復旧状況に応じて必要となる体制の検討をしている。

職場見学を終えて

すべてにおいての意識の高さに正直、驚きました。

お客様の商品を、品質を落とさず、非常時にも安心して預けていただく。

その為に、必要な三温度帯。そして新たに常温での保管も対応。

お客様のニーズに応える為に進化していく焼津冷凍さん。

出来ない。ではなく挑戦するからこそ進化し、信頼を得る事ができるのだと感じました。

見学させていただきありがとうございました！！

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