近年、日本では都市集中型の社会が続いており、地方では人手不足やそれに伴うサービスの制限も発生し始めています。
日立京大ラボの研究によると、地域社会の持続可能なしくみづくりには、「地方分散型」を目指すほうが未来が明るいという結果も発表されました。
学生の皆さんが働き盛りの世代になるとき、大切な家族、会社、地域、日本をよりよい形で残し、明るい未来を作るために、今から何を考え、行動していく必要があるのか。この記事では、皆さんの将来の働き方や仕事、会社を選ぶヒントを紹介していけたらと思います。
今回は、特別養護老人ホーム高麓の吉田施設長に、地域との関わり方について語っていただきました。
地域の「自分らしく生きるを増やす」ために
持続可能な地域社会づくりに貢献するために、高麓さんでは、どんな取り組みをしていますか(していきますか)?
私たち高麓は「最期まで自分らしく生きるを増やす」を合言葉に、ご利用者、職員はもちろん地域の方にも自分らしく生活を送くれるようサービス提供に努めて参りました。
そのひとつに、市内でも高齢化が進む地元地域で昨年の6月から、一人で外出することが困難になった高齢者の方に地元ボラティアの皆様と一緒に、毎月外出支援を行っています。
地域の方からとても喜ばれ、定期的な外出する機会が増えたことはもちろん、同じ地域の親しい方とも会える場として大変喜ばれています。
地域の皆様にも「自分らしく生きるを増やす」ために、これからも持続可能な地域社会の実現に貢献していきたいと考えています。
地元で働くことについて
私は神奈川の大学を卒業し、そのまま神奈川県で、高齢者介護サービスの仕事をしてきました。その間、結婚し、子供も産まれ、親の高齢化から介護が本当に必要になる前に地元に戻ってきました。
その道程で、地元で働いて良かったと思うことはたくさんあります。両親が出来る範囲で子育てのサポートをしてくれたため、妻も安心して働けるようになりました。私も生まれ育った地元で高齢者介護サービスの仕事を通じ、地域に貢献出来る実感を感じられるようになりました。
介護を通し、小さかった頃、お世話になった地元の方たちのサポートができるようになりました。そのことを喜んで頂き、地元地域に貢献できるやりがいを強く感じられます。
これからも生まれ育った地域で働きたいと考えている人材と一緒に、より地域社会に貢献できるようお仕事を通じ関わりが出来ると嬉しいと思っています。
社会福祉法人東益津福祉会 特別養護老人ホーム高麓
施設長 吉田 靖基
関連記事
-
社会福祉法人東益津福祉会 特別養護老人ホーム高麓
「最期まで自分らしく生きる」を増やす介護を理念に掲げ、職員も楽しみながら働ける介護環境を構築するために働き方改革、待遇向上に励み、皆で施設を創っていく職場です。具体的な提案は形にすることができます。 -
掲げるミッションは「自分らしく生きる」 利用者はもちろん、働く人にも快適な環境———特別養護老人ホーム高麓インタビューVol.1
焼津市の高草山にほど近いところにある特別養護老人ホーム 高麓は、利用者の方はもちろん、働く人にとっても快適な施設です。 エントランスを入ると解放感のある明るい雰囲気で、職員の方も感じよく挨拶してくれます。この瞬間に、とても温かく働きやすい職場なのだということが感じられました。 今回は、採用担当兼総務部長代理 森さん… -
若者を支援する手当&仕事も家庭も大事にするサポート体制が充実———特別養護老人ホーム高麓インタビューVol.2
働きやすい環境改善に加え、採用や職員のケアにも力を入れている特別養護老人ホーム 高麓。就職を考える上では、報酬面や福利厚生も気になるポイントです。 ミッション「自分らしく生きる」を掲げる高麓では、スタッフにも自分らしく働いてほしいという思いがあります。この点について、前回の施設の理念・魅力に引き続き、採用担当兼総… -
地元企業の先輩が自社の学生向けイベントを紹介! インターンシップ・仕事体験・会社見学会開催レポート
インターンシップや1日仕事体験、会社見学会など、学生の受け入れをしている地元企業では、どのような体験・学びが得られるのでしょうか? 今回は、地元企業4社よりレポート記事をお届けします。 【介護の仕事の魅力を体感 by 特別養護老人ホーム高麓】 どのようなプログラムを開催しましたか? 2daysは対面で8、9月に2回実施。1dayは1日と…