藤枝の豊かな自然や風景、この町に住みたくなる魅力を伝えるシリーズ企画「藤枝を楽しむ」。編集部員がそれぞれ得意なテーマで連載しています。
4~6月の期間に楽しめる花菖蒲。じつは菖蒲と花菖蒲は別ものということをご存じですか?
菖蒲は紫の花が咲くサトイモ科、花菖蒲はその他の色とりどりの花が咲くアヤメ科。どちらも見た目は同じように見えて違うものなのです。
菖蒲の葉は束にして、端午の節句にお風呂の湯に入れて健康を願うものとして使われます。
気軽に楽しめる菖蒲湯は、さわやかな香りに癒され、リラックス作用や血行促進も期待できます。
藤枝市内にある温泉施設瀬戸谷温泉「ゆらく」でも、端午の節句の時期はイベントとして菖蒲の葉を湯ぶねに浮かべることもあります。
静岡県内には、花菖蒲や菖蒲を楽しめるスポットが他にもたくさんあります。
個人的に好きなスポットは、掛川にある加茂荘です。加茂荘とは、桃山時代から代々受け継がれてきた庄屋の加茂家の邸宅で、250年前の建物です。今では季節によって咲く花々が楽しめる花園になっていて、約1ヘクタールの園場には、約600種50万本が保存・栽培されているそう。
昔から花菖蒲は、厄除けとして伝えられてきたそう。玄関先に南天を植え、難をしのぐといういわれのあるように、お庭に花菖蒲を植えることで、厄除けになるとのこと。
ご利益のありそうな厄除けに続き、花言葉は縁起のいい「うれしい知らせ」。
就活生のみなさんにも、うれしい知らせが届くことを祈っています。
執筆者: 本田秋江 (C’mon Wakamon編集部)
生まれも育ちも嫁に行っても藤枝市。高校卒業後、進学のため上京。
学生時代はディズニーシーの立ち上げや造形製作に携わる。
新卒でNHK入局。番組CG制作を担当。その後、ゲーム会社にてキャラクターデザイン製作に携わるも、30歳を機に帰静。
CM制作ディレクター、雑誌の編集デザイナーを経て、30年続けているヨガの勉強をしに渡印。インストラクターの資格を修得。
IT企業や広報を経て、2017年「クリエイティブスタジオ赤飯」創立。事業内容は広告・パンフレット等、紙媒体を中心としたデザイン製作。
趣味はヨガとポタリング。