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働く先輩紹介———㈱田子重インタビューVol.4

多々良享平さん 入社9年目 32歳 バイヤー歴2年半(2024年2月時点) 

未経験からスタート!決め手は半年間の教育の充実 

就職するなら地元の企業で働きたいと考えていた。田子重を知ったきっかけは、幼いころからテレビCMで流れていたことと、よく買い物に訪れていたから。実は就職するまでアルバイトであってもスーパーの仕事についたことはなかった。 

それでも田子重に就職をしたいと思ったきっかけは、研修期間が半年間と充実していることと、地域密着型のスーパーだったから。それと大学のときに親しくしていた先輩が、田子重へ就職していたことも決め手の理由のひとつである。 

産地視察の様子

未経験でも接客の基礎などイロハを一から教わることで、安心して仕事に取り組める。入社前から田子重愛にあふれていた思いが伝わったのか、就活わずか2社目で田子重から内定連絡が届いた。 

たっての希望で入社したが、ほんとうに初めてのことだらけで、入社したてのころは不安がぬぐえなかった。しかしそんな不安はすぐに解消。半年間みっちり受けられる教育の充実により、徐々に自信がついていった。 

苦手を『得意』に 優しさは『熱意』から 

多々良さんはもともと人と話すのが苦手だった。人嫌いということではなく、人を思う気持ちから、自分の発言で傷つけてしまわないよう気を遣うがあまり、話すのが苦手になっていた。 

バイヤーという仕事上、お客さまやお取引先とお電話や対面でお話をしなければならないシチュエーションも多く、話をしないわけにはいかなかった。そんな状況で心がけていることは、言葉選び。どう伝えたら相手に気持ちよく応じてもらえるのかを考え想像する。多々良さんの人を思う優しさは、自分の気持ちをしっかり伝えたい熱意からくるものであった。 

品質確認の様子
市場競売風景 

『好き』を持続していられる理由(ワケ)

田子重の好きなところは、幅広い年齢層の方たちが働くなか、とても和気あいあいとしていること。基本、従業員はみな明るく前向きなかたが多い。例えば、なにかいいアイデアがひらめいて提案をしても、否定からは入らない。お客さま思いの従業員は、従業員同士にも同様。垣根のない人間関係は、仕事をするうえで潤滑油として大事な要素である。 

サービス業はまとまったお休みが取りづらいと言われているなか、年2回、各1週間のお休みをもらえることも田子重ならではの良さ。そんな多々良さんのお休みの使いかたは、スーパーマーケット巡り。お休みの日でも仕事にちなんだ行動をするのは、仕事愛にあふれている証拠。 

人育ては言葉選びから 

もともと怒るのが苦手で、後輩をほめて伸ばすという多々良さん。Z世代の若者に見合う教育方法で後輩からの信頼はアツい。やはりここでもお客さまやお取引先への接しかたと同様、『言葉を選んで』コミュニケーションをはかるそう。伝えたいことを伝えるには、やはり言葉選びが重要である。 

後輩には最初は上司の意見をしっかり聞くことに重点を置いてもらい、どういうふうに段取りをしていくかなど、徐々に自分で考える力を身につけていってもらえたらと思う。 

青果部門集合写真:枝豆農家の産地視察にて

ワカモン先輩から就活生へメッセージ! 

いろんな社会人のかたとたくさんお話をして、視野を広めることをおすすめします。自分のことは意外とわかっていないので、たくさんお話を聞いて自分のなかに取り入れて選択したほうがいいと思います。 

編集員からひとこと 

スーパーの仕事未経験からはじまり、控えめで無口だった性格から今やスーパーの花形であるバイヤーへの見事な栄転ぶり。まるで普通の子がアイドルオーディションを勝ち抜き、トップアイドルに登りつめたかのよう。取材を終えたとき、成長過程を一から見て応援してきた視聴者のような気持ちになった。 

誰かが決めた基準で向き不向きを決めるのではなく、本人のやる気や努力しだいであこがれの切符を手にすることは可能であると感じた。現在、絶賛就活中の学生さんたちの職選びの参考や、はげみになること間違いなし! 

執筆者: 本田秋江 (C’mon Wakamon編集部)
生まれも育ちも嫁に行っても藤枝市。高校卒業後、進学のため上京。
学生時代はディズニーシーの立ち上げや造形製作に携わる。
新卒でNHK入局。番組CG制作を担当。その後、ゲーム会社にてキャラクターデザイン製作に携わるも、30歳を機に帰静。
CM制作ディレクター、雑誌の編集デザイナーを経て、30年続けているヨガの勉強をしに渡印。インストラクターの資格を修得。
IT企業や広報を経て、2017年「クリエイティブスタジオ赤飯」創立。事業内容は広告・パンフレット等、紙媒体を中心としたデザイン製作。
趣味はヨガとポタリング。

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